The Google Nest Hub Max Photographer: David Paul Morris/Bloomberg 米アルファベット傘下のグーグルは、子会社ネストの温度自動調節器やサーバー向けハードウエアの一部生産を中国国外に移しつつある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米国による懲罰的関税や中国政府の対抗措置を回避するためという。 社内事情だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、グーグルは既に米国向けマザーボード生産の大部分を台湾に移転。米当局者は中国で製造されたマザーボードを安全保障上のリスクとして挙げているものの、グーグルはサプライヤー各社との会合でその件に触れなかったと関係者は語った。ネストの機器の米国向け生産も台湾やマレーシアに移したという。 トランプ米大統領が世界貿易や製造業の枠組みに影響を与え、中国内外の企業は生産の軸足を同国から移そうと模索して