ダリオ氏、実質的な富の減少を警告-米インフレ率の大幅上昇受けて インフレマインドの醸成が進んでいるように思える。 ITバブル崩壊が終わってから2011年ぐらいまでは強烈に成長していった新興国と米国の住宅バブルに身を任せたあらゆるものの生産能力増強ラッシュであった。 しかしリーマンショックにより米国の過剰消費が終わり、新興国も身の丈を超えた消費により大半の新興国が経常赤字に陥ったことにより経常収支の天井にぶつかり急成長の流れは止まった。 【過去参考記事】 新興国経済を見る上で重要な「国際収支の天井」という概念 中国のみさかいのないモノの生産拡大によりモノの生産量>需要という流れが続き、2011年から2020年にかけて世界的なデフレの流れが鮮明になった。 その間は製造業を中心にこれまでの生産量拡大方針を見直し、需要に対する生産量最適化・リストラ・効率化をひたすら行うことになった。 この流れは1