仙台放送と東北大大学院医学系研究科は、視野が狭くなり、失明に至ることもある「緑内障」の早期発見を目的としたアプリを共同開発した。スマートフォンを使い、ゲーム感覚で視野の状態が確認できるアプリで、開発側は「目の健康に関心を持つきっかけにしてほしい」としている。 共同開発されたアプリ「METEOR BLASTER(メテオ・ブラスター)」は、宇宙空間を舞台としたシューティング系ゲーム。画面中央に出てくる隕石(いんせき)をレーザー砲で破壊しながら、画面の各所に登場する白い光体をとらえるといった簡単な操作を片方の目ごとに行う。約5分間ゲームに取り組むだけで利用者の視野を簡易判定できる。アプリは今年7月に日本で特許を取得した。 アプリの開発に携わった東北大大学院医学系研究科の中沢徹教授によると、日本人の中途失明の原因の第1位は緑内障で、40歳以上の20人に1人が罹患(りかん)しているとされる。中沢教授