スマートデバイスの普及やO2Oへの期待もあり、高精度な位置情報測位への需要は高まっています。地下街や建物内でも利用でき、高精度な測位が可能な「地磁気データ屋内測位」は機器新設を必要としないこともあり、活用が期待されています。 今回のテーマは、GPS電波が届かない地下街や建物内でもモバイル端末で自分の位置が高精度で分かる「地磁気データ屋内測位」技術。測位用の機器新設が不要なので、将来の広い応用が期待できます。 「地磁気データ屋内測位」技術とは? モバイル端末に搭載されたセンサーと専用アプリにより、場所によって変化する地磁気データを計測し、屋内地図と地磁気データを管理するサーバのデータベースと照合して、正確な現在位置計測や移動履歴記録を実現する技術。2014年末?2015年1月にかけて、野村総合研究所(以下NRI)が三菱地所の協力のもと、東京の丸の内地域内のビル内商業フロアの一部と地下で実証実