「中国を愛するならHuaweiを買うべき」「iPhoneを買うなら裏切り者」という空気が蔓延しているとの声も(写真は2018年11月、中国・深圳) StreetVJ-Shutterstock ・中国ではHuaweiのシェアがiPhoneを上回ったが、そこには「中国製を購入するべき」という草の根のナショナリズムと同調圧力の影響がうかがわれる。 ・こうした草の根のナショナリズムは他にも広がりをみせているが、「何が'愛国'かを決めるのは共産党」という方針のもと、中国政府は過剰な動きを取り締まってきた。 ・しかし、若年失業率の高まりなど経済・社会的な不満が高まりやすいなか、'愛国'の暴走は生まれやすくなっており、これは習近平体制にとってのジレンマにもなっている。 iPhoneとHuaweiのシェア逆転 中国では今年最初の6週間に米Apple製iPhoneの売上が昨年度を24%下回り、市場シェアを昨