動画配信サービスの米ネットフリックスは、7-9月(第3四半期)の会員数がここ数年で最高の伸びを記録したのを受け、米国と英国、フランスの一部顧客を対象に値上げに踏み切る。ライバル企業のストリーミングサービスが損失を出す中でも、ネットフリックスの経営陣が将来に自信を持っていることを示唆した。 ネットフリックスの18日の発表によれば、7-9月期の会員数は876万人増加し、アナリスト予想を大きく上回り、総数は2億4720万人に達した。同社は、力強い番組編成とパスワード共有対策が奏功したと説明した。 投資家の間では、ネットフリックスがアカウント共有者らに自身での加入を迫れば、顧客を失いかねないと懸念されていたが、こうした対策は解約を増やすことなく、新規顧客の大幅増につながった。今年の会員数の伸びは2000万人を超える方向にあり、2022年の900万人弱から大きく増える見込み。 ネットフリックスの株価