ある医療機関の待合室にて。先日閉店した店の跡地に何が建つのか、話題になっていた。 「『まいばすけっと』らしいわよ」 「おぉ!」「便利」「助かる」。主婦たちからは喜びの声が。ここは、徒歩15分圏内に、スーパーが3つ、コンビニが5つ以上ある便利な場所。にもかかわらず、彼女たちが、まいばすけっとを歓迎するのは、「より近くて」「安い」からだ。 「まいばすけっと」は、大手スーパーのイオン(AEON イオン株式会社)が運営するミニスーパーである。顧客層は、店舗から半径500メートル、徒歩3~5分程度で来店できる近隣の住人たちだ。コンビニとの違いは「食品」に注力していること。特に、生鮮食品は安くて評判が良い。スーパーで148円のリンゴが128円。138円のバナナが119円など、果物は近隣で最も安価なことが多い。 筆者が、先日購入したのは、「ミニトマト(大)、ぶなしめじ、輸入ぶどう、チョコブロック2つ」。