2005年6月、小さなマンションの一室からはじまったフェンリルは現在、3つの支社と3つの子会社を設立し、グループ企業合わせて社員300名を越すまでになりました。そんなフェンリルが歩んできた歴史を、事務所の移転・支社設立に沿って振り返っていきます。 「ソースコードの入ったPCが盗難?!」社長である柏木が大学生時代につくったソフトウェア「Sleipnir(スレイプニール)」。 会社員としてプログラマーをしながらSleipnirの開発を続けていた柏木に転機が訪れたのは2004年11月16日。自宅に空き巣が入り、Sleipnirのソースコードが入ったPCが盗難されたのです。この出来事は柏木本人はもとより、Sleipnirファンにも大打撃を与え、様々なメディアがそのニュースを報じました。 「Sleipnir」「PictBear」の作者のパソコンが盗難に遭い開発中止に!?金品も奪われ、全てを失った柏木