各地で不漁となっていた水産物のうち、去年1年間のスルメイカの漁獲量が過去最低となったほか、サンマとサケ類もほぼ半世紀ぶりの記録的な不漁だったことが、農林水産省のまとめでわかりました。 このうち、去年のスルメイカの漁獲量は合わせて6万1000トンと、前の年に比べ9000トン、率にして13%減少して、比較ができる昭和31年以降では過去最低となりました。 さらに、サンマは8万4000トンと、前の年に比べて3万トン、27%減少したほか、サケ類は6万8000トンと2万8000トン、29%減少して、いずれも昭和44年以来、およそ半世紀ぶりの記録的な不漁となりました。 また、この不漁は市場での取り引き価格にも影響し、農林水産省によりますと、サンマでは去年の平均価格が1キロ当たり272円と、前の年に比べて28%上昇したということです。 スルメイカやサンマ、サケ類をめぐっては、去年、北海道や東北などの主要な