昨春のダイヤ改正で削減された朝9時台の豊岡行き列車。沿線の宿泊施設に実施したアンケートで影響の大きさが浮き彫りに=JR柴山駅(昨年3月27日撮影) 昨年3月のJR山陰線のダイヤ改正で、午前9時台の香住発豊岡行き普通列車が減便されたことについて、香美町香住観光協会が香美町香住区の旅館・民宿にアンケートを行ったところ、回答した宿の9割超が「困っている」と答えたことが分かった。(長谷部崇)
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能登半島地震の被災地を支援しようと、阪急バス(大阪府豊中市)は、石川県の能登半島内に実在する地名と同じ名前の同社バス停を模したコースターを製作した。西宮市の「能登町」など3枚組みで、9日に京都市の梅小路公園で開かれる「スルッとKANSAIバスまつり」で195セットを販売する。売り上げは全額、日本赤十字社を通じ被災地に寄付する。 バス停の名は、石川県能登町と同じ「能登町」(西宮市)▽同県輪島市門前町と同表記の「門前町」(西宮市)▽同県七尾市と同じ「七尾」(大阪府吹田市)。直径9・7センチで、プラスチック製の表面に、バス停の円盤形看板を模したデザインを施している。裏面はコルク製で、両面を使うことができる。 同社はこれまでも「梅田」「阪急夙川」「西宮北口」など主要バス停をあしらったコースターを約60種類製作してきた。製造元「八伸化成」が半島の付け根、石川県宝達志水町にある縁もあり、今回の企画に至
阪急電鉄は26日、神戸、宝塚、京都各線の大阪梅田方面行き電車などを対象に、最も混む区間で予想される車両ごとの混雑度をスマートフォンで確認できるサービスを始めた。「かなり混み合っています」から「座席に空きがあります」まで6種類のアイコンで表示する。混む電車を避けて快適に乗車してもらう狙い。 2022年に一緒に実証実験を行った東京工業大の技術を使った。23年11月~今年1月に、十三、淡路両駅に置いた混雑解析装置で、乗客が持つスマホの近距離無線通信「ブルートゥース」信号を取得。高速度カメラで撮影・計測した乗車人数を組み合わせ、人工知能(AI)で解析したデータを活用した。曜日や時間帯ごとの混雑の傾向を反映させているという。
1987年4月の「国鉄民営化」によって、警察官に転身した国鉄職員がいた。駅や客車の治安を守る「鉄道公安官」だ。同僚の多くが新会社のJR各社へ籍を移す一方で、警察組織に新天地を求めた彼らも、37年の歳月の間に次々に退職。昭和の一大改革の影響をじかに受けた「公安官出身」の現職警察官は、もうほとんど残っていない。 ■お客さんとの触れ合いも多かった 「鉄道公安」の腕章、警笛に手錠…。古びた手帳には、所属先の「福知山鉄道公安室」とともに20代前半の頃の顔写真が貼られている。 かつての仕事道具を手に、南但馬署地域課警部補の金子昌敏さん(60)=兵庫県丹波市=が懐かしそうに振り返る。「公安官といっても、いつも事件があるわけではなくて。お客さんとの触れ合いも多かったですね」 82年、高校を卒業して福知山鉄道管理局に入った。配属先の客貨車区で労働組合間の対立に巻き込まれ、「公安官になれば、組合から外れること
阪神電気鉄道(大阪市)の久須勇介社長(62)は神戸新聞のインタビューに応じ、兵庫、神戸の沿線活性化に向け、「定住人口を増やすため駅力を高め、魅力ある駅周辺にする」と語った。高架下を活用し、店舗などを呼び込む考え。今夏で開場100周年を迎える甲子園球場(西宮市)については「次の100年はサステナビリティー(持続可能性)をコンセプトに加え、世界の人が行きたいと思う球場を目指す」と述べた。六甲山エリアでは、山上で開く芸術祭を通し、集客増に力を入れる考えを示した。(大島光貴) 阪神電鉄の線路延長は本線、なんば線、武庫川線、神戸高速線を合わせて48・9キロ(営業キロ)と関西大手私鉄で最も短い一方、51もの駅がある(西代、大阪難波両駅を含む)。本線では95%が立体化を終えた。
阪神電鉄は11月19日、車両工場の見学などがある「鉄道の日 はんしんまつり2023」を尼崎駅近くの尼崎車庫など2会場で開く。 尼崎車庫では「ミニ阪神電車」に乗れるほか、洗車機の通過や、踏切や鉄道信号機の操作を体験できる。車両工場の見学や、鉄道模型の展示もある。事前応募制(抽選で7千人)で、26日までに同まつりの専用ホームページから申し込む。 尼崎城址公園(尼崎市北城内)では鉄道玩具「プラレール」を展示し、雪遊びができる広場なども設ける。尼崎城内では阪神電車の写真展を開き、鉄道模型「Nゲージ」の操作も楽しめる。同公園のイベントは事前申し込み不要。 午前10時~午後4時。2会場とも入場無料だが、尼崎城内には入城料500円(小中高生は250円)が必要。阪神電鉄運輸部営業課TEL06・6457・2222(平日午前9時~午後5時)(地道優樹)
神戸電鉄(神戸市兵庫区)は27日、回数券の販売を来年4月30日で終了すると発表した。同年4月1日からは、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」を使った乗車でポイントを還元するサービスを始める。ICカードの利用増に対し、回数券利用が減っているため。 販売を終えるのは、神鉄各線と神戸高速線、他社線連絡、通学用割引の回数券。身体・知的障害者用特別割引回数券は販売を続ける。神戸市営地下鉄の駅で発売する神鉄線との連絡回数券は引き続き利用できる。 イコカでの新サービスは、月内に同一運賃区間を11回以上利用すると、11回目以降の運賃の10%をポイントとして付与。翌月15日以降、各駅の精算機で1ポイント1円として10円単位でチャージでき、鉄道やバスの乗車や買い物に使える。サービスの利用は精算機での登録が必要になる。 JR西日本や阪神電気鉄道、阪急電鉄などは既に回数券の販売を終え、同様のICカードサービス
福井県で5月、全国初となる「レベル4」の自動運転車両を使った移動サービスが始まった。特定の条件下での完全自動運転を実現し、肝となる各種センサーと制御装置は、三菱電機自動車機器開発センター(兵庫県姫路市)が提供した。安全に走るため、歩行者や自転車だけでなく、小さな障害物でも自動ブレーキが作動するようにしたが、停車しなくていい場所でもブレーキがかかってしまうなど、安全性と快適性の両立には苦労があったという。(大島光貴) 福井県永平寺町にある京福電気鉄道の廃線跡を活用した遊歩道。その一部区間約2キロを、自動運転機能を備えた7人乗り電動カートが時速12キロで走る。運転席には誰も乗っていない。土日祝日に定時運行し、大人は100円で乗車できる。いざという時のため近くに遠隔監視室を備える。 「レベル4」の移動サービスは、政府が進めるプロジェクトの一つ。2020年後半、幹事機関の産業技術総合研究所や、車両
「明治十(一八七七)年七月 立売弁当販売開始」 「神戸駅史」(1957年発行)は郷土史家や鉄道ファンの間で、半ばバイブルのようになっている。その末尾の年譜に、この1行がある。1877年といえば、神戸-大阪間が開通してわずか3年後、そして京都まで延伸した年だ。 「駅弁の発祥にはいろんな説がありますよね。神戸の駅弁に関してはこの1行以外どこを見ても記述がないんですが、当社は神戸の駅弁屋ですからこれです」 笑いながら説明するのは、JR神戸駅にも店を構える「淡路屋」(神戸市東灘区)の寺本督(ただし)社長だ。確かに、神戸の駅弁屋といえば「淡路屋さん」である。創業1903(明治36)年。現在は駅をはじめ、関西各地の百貨店などにも店舗がある。
神戸市営地下鉄が18日にダイヤ改正するのに伴い、市民の足として長年活躍した緑色の車両「1000形」が17日午前、最後の定期運行を終えた。引退を見届けるファンが、名谷駅(須磨区)に駆けつけ、最後の姿を胸に刻んだ。 1000形は、同地下鉄新長田-名谷間が開通した1977年に運転を開始。2018年に新型車両「6000形」が投入され、置き換えが進んでいた。 見納めに同駅を訪れた会社員の男性(47)=尼崎市=は「子どものころ、1人で出かける時に必ず乗り、私にとっては自立の象徴。この車両に乗っていれば大丈夫という安心感があった」と名残惜しそうに話した。 また、1988年開業の北神急行電鉄で活躍し、事業譲渡による市営化で2020年6月から市交通局の車両となった7000系も、同日の定期運行が最後となる。(安藤真子)
能勢電鉄(兵庫県川西市)のかつてのデザインを再現した「復刻塗装車」が、7月から順次姿を消す。約15年間、各2両の2編成を運行してきた。検査で使う塗料の種類を減らすため、9月までに親会社阪急電鉄と同じマルーン(栗)色に塗り替える。引退を前に7月15日、平野車庫(同市平野1)で撮影会が開かれる。 復刻塗装車は能勢電鉄の創立100周年を機に導入し、現在3代目。1編成は、マルーン色をベースに、窓の周囲にクリーム色の帯が入る1983~90年のデザイン。もう一つは、上部がクリーム色で下部は青い53~81年当時の塗装だ。それぞれ7月中旬、9月上旬に塗り替えられ、同社の車両は全てマルーン色になる。 引退までは、山下(川西市)-妙見口(大阪府豊能町)間をほぼ毎日往復。担当者は「最後の姿を見に来てほしい」と話している。 撮影会は、中学生以上が対象で、午前9時10分~10時10分、午前11時~午後0時50分、午
ネスレ日本(神戸市中央区)は10日から、阪急電鉄や阪神電気鉄道など関西、関東の電鉄各社と運営する駅構内のカフェ「ネスカフェスタンド」全25店舗を順次閉店する。関西には21店舗あり、30日の阪急の川西能勢口、御影、清荒神店などを皮切りに順次閉める。 カウンターを備えた立ち飲み式のカフェとして、通勤、通学客をターゲットにコーヒーSサイズ100円などを展開してきた。 1号店は2016年12月、阪急塚口駅のホームにオープン。阪神の駅などにも構え、21年には関西26、関東8の34店舗にまで広げた。現在は兵庫県内の11を含む関西21、関東4店舗がある。 閉店について、ネスレ日本メディアリレーションズ室は「諸般の事情により、総合的な見地から判断した」と説明。ネスカフェスタンド撤退後について、16駅に店舗がある阪急電鉄の広報担当者は「駅ナカでどういったものが受け入れられるのか、模索、検討していきたい」とし
全但バス(養父市)は、湯村温泉(兵庫県新温泉町)経由で、JR浜坂駅と神戸・三宮を結ぶ高速バスを16日から運休する。利用低迷と運転手の不足で、継続は困難と判断した。15日の運行が最後で、再開のめどは立っていないという。 浜坂・湯村温泉-神戸線は通常、1日2往復(計4便)を運行。2020年に新型コロナウイルス禍による利用減で同1往復に減便した。今春、通学で利用していた高校生が卒業し、1便当たりの平均乗車人数は5人以下となっていた。 運休後、浜坂・湯村温泉-神戸を全但バスで往来するには、既存の浜坂・湯村温泉-大阪線と城崎温泉・豊岡-神戸線を乗り継ぐ必要がある。 新温泉町商工会の谷田一富会長(70)は「神戸と浜坂を結ぶ交通手段の一つがなくなるのは寂しい。バス需要が戻るように、できることをしていきたい」と話した。(吉田みなみ、斎藤 誉)
京阪神や岡山県と鳥取県を結ぶ智頭急行(鳥取県)が今月1日から、運転士に偏光レンズのサングラスを貸与してかけてもらう試みを始めた。同急行の智頭線は総延長の44%がトンネルのため、暗いトンネルを抜けた直後の日光によるまぶしさや、明暗の差による眼精疲労を軽減する狙いがある。 智頭線は、上郡駅(兵庫県上郡町)-智頭駅(鳥取県)を結ぶ路線。長さは南北56・1キロで、うち24・5キロはトンネルが占める。沿線は雪が積もる地域も多く、積雪の反射光も運転士を悩ませてきたという。 サングラスは、偏光レンズメーカー・タレックス(大阪市生野区)の製品を採用。特急を含む全列車の運転士のうち、希望者に貸し出している。トンネル内や業務時間外は適宜サングラスを外す。試行期間は30日までで、まぶしさの軽減や視認性の向上などの効果があれば、本格的に導入する。 タレックスによると、鉄道業界では運転士のサングラス着用を認める会社
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