「全面禁煙化」から1カ月 串カツ田中が得たもの、失ったもの:串カツを「文化」にできるか(1/3 ページ) 串カツ田中が6月1日に、立ち飲み形式の3店舗を除く全国の181店舗を全面禁煙化してからはや1カ月が経過した。家族連れの満足度向上、従業員の受動喫煙防止、新規顧客の獲得などが狙いで、かつては紫煙が立ち込めていた店内からたばこは消え、代わりに子どもたちの姿が見られるようになった。 ただその半面、“行きづらくなった”と感じ、足が遠のいた喫煙者がいるのも事実だ。ブランドイメージの変革につながる一方で、大きな反動が伴う施策といえるが、この1カ月間で串カツ田中の客層や売り上げにはどんな変化があったのか。 串カツ田中を運営する串カツ田中ホールディングス(HD)が7月5日に報告書を公表し、全面禁煙化で得た成果と課題点を明らかにした。 来客数は伸びたが、客単価は低下 串カツ田中HDによると、6月中の直営