東京2020オリンピックの追加競技として五輪で初実施されるスポーツクライミングは、スピード、ボルダリング、リードの3種目を1人の選手がこなし、各順位をかけ算した値の小ささを競う「複合」でメダルを争う。 【東京五輪】スポーツクライミングの競技ルールをわかりやすく解説! 本記事では、第1種目として行われるスピードの男子勢力図を、2018年以降のIFSC(国際スポーツクライミング連盟)主催・主管大会で各選手が計測したベストタイムを用いて紹介する(日本人選手は国内大会での公式記録も含む)。ぜひ8月3日からの観戦に役立ててほしい。 以下の序列は、五輪出場選手を自己ベスト順で並べたものだ。スピードでは踏み外しなどのミスも多く、特に対人戦のトーナメント方式になる決勝ではメンタルも重要になり、自己ベストで上回る選手が勝利するとは限らないため、直近シーズンの平均順位(2018年以降のW杯&世界選手権)も参考