壁が薄くて隣室の音が 聞こえてくるのよ。 大きな物体を切り落とし 洗い流すかのような音が。 しかも近所で女性の遺体の一部が 発見されているわ。 『隣はシリアルキラー』中山 七里 (著) 集英社文庫あらすじメッキ加工を主軸とする工場で働く神足友哉は、隣人の立てる物音で目を覚ました。 ぐし、ぐし、ぐし、ぐし。 ぎりっ、ぎりっ、ぎりっ。 どんっ。 ざああああっ、ざああああっ。 何か大きな物体を切り落とし、洗い流しているかのような物音。 そう、例えば人間とか…。 隣人の徐浩然は神足が文句を言っても日本語がわからない様子。 そんな中、工場の近くで女性の遺体の一部が発見される。 妄想ではなく現実の出来事なのでは、と徐を尾行した神足は怖ろしいものを目にしてしまい…。 不気味な隣人の正体はシリアルキラー!?工場の寮で暮らす神足は、ここ数日隣室の物音で目が覚めてしまい、寝不足に悩まされていました。 大きな物