冒頭の4回転サルコーで転倒した羽生だが、そのあとが見事だった。普通、転ぶと動揺したり悔しがったりで乱れが出てもおかしくないが、今日の羽生は一切乱れがなかった。後ろを見ず、前にだけ進んでいった姿勢はすごい。人生も同じで、見本にするべきだろう。 転倒したサルコーは、ジャンプに迷いがあったように見えた。全日本という特別な大会、しかもNHK杯とグランプリファイナルで2戦連続して世界最高得点を出し続けてきた後で、周囲の期待というプレッシャーもあったのでは。ただ、この失敗で、フリーはかえって気楽に臨めるのではないか。 宇野は、羽生の失敗を見て欲が出るところだったが、しっかり抑えて、やるべきことをやりきった。21歳の羽生と18歳の宇野。若いがとても頼りがいがある。(1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)
来季限りで引退する考えを示したフィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)が14日、今シーズンを締めくくる世界国別対抗戦から一夜明け、東京・国立代々木競技場で取材に応じ「ソチ(冬季五輪)で最終にしようと今は考えている」と、あらためて話した。 ことしに入って進退を考えはじめた事を明らかにし、当時の心境を「(将来について)自分の気持ちが、ふっときた時があった」と表現した。姉の舞さんや周囲に相談し「自分で決めればいいんじゃない」との助言で気持ちを固めたという。 この時期に表明した理由を「あと1年、これまで見てくれたファンの方に、一緒に応援してもらえたら」と説明。五輪で「自分の最後の、最高の滑りができるようにと考えている。バンクーバー(五輪)の時も4年間の思いをぶつけたように、バンクーバーからの気持ちをソチにぶつけられたら」ときっぱり言った。 引退後については「今までスケート一本だったから、自分で道
フィギュアスケートの全日本選手権第2日は22日、世界選手権(来年3月・カナダ)の代表選考会を兼ねて札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、男子はショートプログラム(SP)で首位だった18歳の羽生結弦(宮城・東北高)がフリーで逃げ切り、合計285・23点で初優勝した。国際スケート連盟の公認記録とはならないが、世界歴代最高得点を上回った。 2連覇を狙ったグランプリ(GP)ファイナル王者の高橋大輔(関大大学院)が280・40点で2位となり、羽生とともに世界選手権代表を確実にした。無良崇人(中京大)が242・70点で4年ぶりの3位に入った。 織田信成(関大大学院)は240・56点で4位、小塚崇彦(トヨタ自動車)は228・56点で5位だった。(共同)羽生結弦の話「先輩に少しでも追いつけたという意味ですごく価値のある優勝だと思う。フリーで2位はちょっと悔しいが、初めて1位になれて興奮した。今
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦・NHK杯第2日は24日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナで男子フリーを行い、SP首位の羽生結弦が合計261・03点で優勝した。SP2位の高橋大輔は251・51点の2位でNHK杯3連覇を逃した。ロス・マイナー(米国)が3位だった。 羽生は最後のジャンプで転倒し、その後のスピンでも手をつくミスがあったが、フリーで1位の165・71点をたたき出した。高橋はジャンプで細かいミスがあったものの、得意のステップと表現力で164・04点を出した。 羽生と高橋、4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が新たにGPファイナル(12月6日開幕、ソチ)進出を決め、小塚崇彦、町田樹、パトリック・チャン(カナダ)の6人となり、日本勢4人が出場することになった。羽生結弦の話「後半は少し疲れたが、地元でのNHK杯で優勝できてうれしい。観客の皆さんの声援が後押ししてくれ
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカが19日、シアトル近郊のケントで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で昨季世界選手権銅メダリストの17歳、羽生結弦(宮城・東北高)が世界歴代最高の95・07点をマークし、トップに立った。 小塚崇彦(トヨタ自動車)が85・32点で2位、町田樹(関大)は75・78点で4位につけた。 ペアSPは世界選手権2位のタチアナ・ボロソジャル、マキシム・トランコフ組(ロシア)が65・78点で首位に立った。(共同)小塚崇彦の話「4回転ジャンプを回転不足と判定された。取りこぼしもいっぱいあった。あした(フリー)は精度を高めて、自信を持って思い切ってやりたい」町田樹の話「大きなミスがなく、あした(フリー)につながる演技ができた。滑っていて気持ちが良かった。スピンやステップを正確にできなかったのが残念」
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