あの「ほぼ日」がついに上場――コピーライターの糸井重里さんが代表を務め、Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」などを運営する企業・ほぼ日の新規上場を、東京証券取引所が2月13日付けで承認した。3月16日にJASDAQに(スタンダード)に上場する。 ほぼ日刊イトイ新聞は、日本のネットコンテンツ黎明期・1998年にオープン。独自の読みものや商品がファンに愛されており、ネットにも上場を祝う声が飛び交っている。上場承認に伴って公開された有価証券報告書(有報)によると、売上高の7割を「ほぼ日手帳」が稼いでおり、従業員数は66人など、経営実態も明らかになった。 読みものは「社会への肯定感に根ざしている」 ほぼ日刊イトイ新聞は、98年6月のオープン以来、毎日休まず更新してきた。自社商品の紹介やエッセイ、対談、インタビュー記事など、「時流を問わずいつでも楽しめる息の長い内容」や、「人と社会への肯定感に根ざした