ネットワークエンジニアの仕事を人工知能(AI)が置き換える──。ネットワーク機器大手の米シスコシステムズは2017年6月26〜28日に米国ラスベガスで開催したイベント「Cisco Live 2017」で、新しい企業ネットワークの仕組み「インチュイティブネットワーク」を発表した。 インチュイティブとは「直感」という意味。ネットワーク管理ソフトウエアが「直感力」を持ち、新しい端末の接続やアプリケーションの通信パターンの変化、外部からの攻撃などを検知し、適切な対策をAIが自律的に施すようになるという。 従来はネットワークエンジニアがシスコ独自のCLI(コマンド・ライン・インターフェース)を覚えて設定ファイルを記述したり、IPアドレスやACL(アクセス・コントロール・リスト)、VLANなどを管理したりしていた。シスコのチャック・ロビンスCEO(最高経営責任者)は、今後はこれらの作業が必要なくなると
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