Adobeは米国時間9月21日、「Flash Player」に発見された脆弱性23件を修正するセキュリティ更新をリリースした。これらの脆弱性は「Windows」「Mac」「Linux」「iOS」「Android」版のFlash Playerとその関連製品が影響を受け、システムの制御を奪われるなどの深刻なセキュリティ侵害に悪用される可能性がある。 今回のセキュリティ更新で修正される脆弱性は、タイプの混乱、解放済みメモリ使用、バッファオーバーフロー、メモリ破損などに関するもので、いずれもクリティカルに分類されている。これらの修正に加えて、メモリリーク、スタック破損、スタックオーバーフロー、セキュリティ迂回、同一生成元ポリシーのバイパスに関する脆弱性も修正される。また、ベクトル長の破損を防止し、脆弱なJSONP Callback APIからのコンテンツを拒否するためのセキュリティ強化策も施される
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