三井不動産は2月23日、ベンチャー共創事業「31VENTURES」で、総額50億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「31VENTURES Global Innovation Fund 1号」をグローバル・ブレインと共同で設立したと発表した。同社がCVCファンドを設立するのは今回が初めて。同ファンドを通さない直接出資も引き続き実施する計画だ。 運用期間は10年間で、グローバル・ブレインが運営する。投資対象は、日本をはじめ、北米や欧州、イスラエル、アジア諸国の、アーリー期を中心としてシード期からミドル期のスタートアップ。バイオおよび創薬以外の産業セクターで、(1)市場性、(2)革新性、(3)収益性、(4)シナジー、(5)信頼性――を基準に投資判断をするという。 重点投資領域として、不動産、IoT、セキュリティ、環境およびエネルギー、シェアリングエコノミー、ECおよびFinT