「Snooper's Charter」(のぞき見の免許証)とも称され、議論を呼んでいる英国政府の法律が大きな打撃を受けた。現地時間12月21日、欧州司法裁判所(ECJ)が「全般的かつ無差別な」オンライントラフィックの取得は違法であるとの裁定を下したのだ。 このECJの裁定は、英国議会が「のぞき見の免許証」の別名で知られる「Investigatory Powers Act」(調査権限法)を可決してから、わずか1カ月後に言い渡された。同法はインターネット関連業者に対し、すべての顧客の詳しい閲覧履歴を最大1年間保存するよう義務付けるものだ。 しかし、欧州連合(EU)法のもとでは、このようなオンライントラフィックの保存は、対象を特定した上で「重大な犯罪」を防止するためにのみ行われるべきものだと、ECJは結論づけた。 英国政府は、この裁定が及ぼしうる影響について調査中としている。 英国内務省の広報官
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