イタリアではここ数年、プロプライエタリなソフトウェアをオープンソースソフトウェアに置き換える公共部門が増加している。 ただ、これまでのほとんどの事例は地方自治体レベルのものであり、イタリア政府自体は概して、オープンソースへの道に進むことに乗り気ではない様子だった。 しかし、イタリア国防省が同省の5000台のコンピュータに生産性スイートである「LibreOffice」をインストールすると決定したおかげで、この状況は変わりつつある。 2016年の初めに開始されたこの変革では、まず5000台のコンピュータが対象となり、最終的にはイタリアの陸、海、空軍が保有する10万台のコンピュータにインストールされているMicrosoft製品を置き換えることになっている。 この動きは、フリーソフトウェアへの移行としては同国で最大の規模となり、LibreOfficeへの移行としては欧州で2番目の規模となる。 同省
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