Qualcomm製チップを搭載した「Android」スマートフォンとタブレットに、新たに4件の脆弱性が存在することが分かった。これらの脆弱性が悪用されると、攻撃者は感染したデバイスを完全に乗っ取ることが可能になる恐れがある。 この4つの脆弱性は「Quadrooter」と呼ばれるもので、これらを発見したCheck Pointの研究者らによると、スマートフォンやタブレット10億台近くに影響するという。 攻撃者は、ユーザーに悪意のあるアプリをインストールするよう誘導する必要があるが、こうしたアプリは特別な許可なくインストールされる仕組みになっていると考えられる。 これらの脆弱性が悪用された場合、攻撃者はルートアクセスを獲得することが可能になり、これにより、感染したAndroid端末や内部のデータ、さらにカメラやマイクを含むハードウェア自体へのフルアクセスが可能になる。 Googleの広報担当者は
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