印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 6月2日の日経平均は大幅に続落し、前日比393円安の1万6562円で引けた。G7(伊勢志摩サミット)後の安倍政権による消費増税先送り決定を受け、日銀が6月15~16日の金融政策決定会合で追加緩和を見送るとの観測が強まり、為替が円高に進んだことが下げの主因だ。 5月30日週初に111円台まで上昇したドル円は109円台前半まで下落(円が上昇)した(図表1)。 日本時間で5時30分現在、為替は1ドル108.87円、CME日経平均先物(6月限)は1万6610円となっている。楽天証券経済研究所シニアグローバルストラテジストの香川睦氏は、6月3日の東京市場は、米雇用統計(5月分)の発表を今晩に控え、見送り気分が強い相場展開が見込まれるとの見解を示し