東京地下鉄株式会社(東京メトロ)は14日、車内での迷惑行為やテロ対策など、更なるセキュリティ向上の必要性から、東京メトロ全車両にセキュリティカメラを設置すると発表した。 同社ではこれまで、駅構内へのセキュリティカメラ設置や駅係員及び警備員による巡回などセキュリティの向上に努めてきたが、吊り革の盗難や座席シートのいたずら、迷惑行為などの車内での犯罪行為が度々発生するようになり、テロ対策と合わせて車内セキュリティカメラの導入を決めたという。 セキュリティカメラの設置場所は各車両の乗降ドアの上部で、乗客にはセキュリティカメラ作動中と記載したステッカーで周知する。撮影した映像については、閲覧できる社員を限定し、警察や相互直通運転先と連携し、目的外使用が無いように関係法令や社内規程に従って厳重に管理するとしている。 運用開始予定は2018年度以降で、順次全車両に展開される。