カンヌライオンズ2016 特集ページはこちら 小手先の面白さはもう通用しない。 本気でコミットした企業を評価した審査結果に 6月20日、プロモ&アクティベーション部門およびダイレクト部門の審査結果が発表になった。どちらも日本の入賞作品は少なく、厳しい結果となっている。 この2部門で今回どのような審査が行われたのか、審査員を務めたTBWA\HAKUHODO細田高広さんと博報堂 志水雅子さんに聞いた。 細田 日本を含め、アジアの受賞がすごく少ない年になりました。個人的には審査にフラストレーションがあったことは否めません。確かにプロモ&アクティベーションの審査員で、アジア人は僕一人で不利だったのかもしれません。しかしそれ以上に大きな原因は、日本のプロモ&アクティベーションの考え方が遅れていることです。 日本にとってのプロモ&アクティベーションカテゴリーは少額の予算でも、小手先のアイデアでも獲れる