デザインオフィスnendo代表・佐藤オオキが挑戦する、早稲田大学ラグビー蹴球部のリ・ブランディングを追う連載。今回は、ユニフォームの「背番号」に焦点を当てる。背番号はチームの誇りと伝統を背負う象徴でもあり、試合をより魅力的に見せる要素。試作ユニフォームを使ったフィッティングを数週間に渡って実施し、全体のデザインは勿論、背番号の位置やサイズにも微調整を加えていった。「どんな細部もおろそかにしない」。その姿勢が、優れたデザイン、ひいてはチームの質にもつながるのだと言う。 (前回から読む) 「アマチュアスポーツのチーム再生のプロジェクトを、デザインの視点からお手伝いする」というこの連載。その第2回目は、前回に引き続き「ユニフォーム」の話です。 機能的で選手の身体をより強そうに、そして魅力的に見せる。そんなユニフォームを作るために、早稲田大学ラグビー蹴球部(以下、早大ラグビー部)の選手達にもフィッ