ビッグデータの活用が注目されている一方、市場調査会社の発表資料などを見ると、実際に活用できている企業は少ない。理由として考えられるのが、ビッグデータ活用のための「分析環境」を用意する費用が高額である(と思われている)ことだ。実際に、分析システム構築で数千万円レベルの投資が必要となることも珍しくなかった。そうした状況が、クラウドの普及によって大きく変わりつつある。現在、さまざまなクラウドベンダーがデータ分析機能を備えたデータベースサービスを展開。ユーザーは必要なときに、いつでも、従量課金で手軽にデータ分析を利用できる。IBMでは、PaaS環境「IBM Bluemix」上でクラウドデータベースおよび分析サービスとして「dashDB」を提供。同サービスの特徴や活用例について、日本アイ・ビー・エム アナリティクス事業部 インフォメーション・アーキテクトの野間愛一郎氏が解説した。 日本アイ・ビー・エ