8月26日、パシフィコ横浜にて開催されたコンピュータゲーム開発者向けのイベント「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2016」(CEDEC 2016)において、「ドラゴンクエストへの道 ~ドラゴンクエスト30周年を迎えて~」と題した基調講演が実施された。ゲームデザイナーの堀井雄二氏と、「ドラゴンクエストX」や開発中のシリーズ最新作である「ドラゴクエストXI」のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックス執行役員エグゼクティブ・プロデューサーの齊籐陽介氏が登壇し、ドラゴンクエストの開発にまつわるさまざまな話が語られた。 スマートボールをベニヤ板で自作した小学生時代からゲームデザイナーになるまで 冒頭では堀井雄二氏がゲームデザイナーになるまでの経緯が語られた。すでに多くの場で語られているように、堀井氏はもともと漫画家志望で、高校時代には永井豪氏の事務所に持ち込みを行った