フィッシングの事例は後を絶たず、日常的になってしまったがゆえに大きく取り上げられることが少なくなった。しかし手口はより巧妙化し、被害はなくなってはいない。今回は、ユーザー視点だけではなく、サイト運営者視点でもフィッシング防止を考えてみたい。 ※この記事は、レンタルサーバー完全ガイドの発行する雑誌『レンタルサーバー完全ガイドVol.18』(2009年8月31日発売)に掲載されたものを再編集して掲載しているものです。 フィッシングの手口フィッシングとは、オンラインバンキングやショッピングサイトなどのニセモノウェブサイトを作り、アクセスしたユーザーに本物サイトと勘違いさせて、入力されたIDやパスワード、クレジットカード番号や銀行口座番号などの情報を盗み取る行為です。 社会問題として大きく取り上げられてから何年も経っていますが、いまだにその被害はなくなりません。本誌の読者の皆さんも、ユーザーとして