撮影した後に写真のピントを好きな位置に合わせられるカメラを手掛ける米Lytro Techは4月11日(現地時間)、映画・テレビ業界向けの高性能ビデオカメラ「Lytro Cinema」を発表した。 Lytroはこのカメラを、同社の独自技術「Light Field」により、撮影した動画のVFX編集を飛躍的に簡単にできる「究極のクリエイティブツール」としている。Light Fieldは、カメラの多数のマイクロレンズアレイを通過した光の方向をレンズごとに記録する技術。これにより、後から映像内の任意のオブジェクトを抜き出したり、ピントの位置を変えることができる。 つまり、これまでグリーンスクリーンでの撮影が必要だったクロマキーが、背景を気にせずに撮影できるようになる。