ドイツの通信大手Deutsche Telekomは11月28日、同社顧客のルータが外部からの攻撃を受けて障害に見舞われたことを明らかにした。米セキュリティ機関SANS Internet Storm Centerはこの攻撃について、IoTデバイスに感染するマルウェア「Mirai」の関与を指摘している。 Deutsche Telekom顧客の間に障害が広がったのは11月27日頃からだったと伝えられている。同社の説明によれば、ルータにマルウェアを感染させようとする攻撃が失敗し、それが原因で全ルータの4~5%がクラッシュしたり制限がかかったりして、顧客のサービスに障害が発生した。 同社は影響を受けた顧客に対し、ルータをいったん電源から切り離して再起動するよう促している。ルータのメーカーと連携してソフトウェアアップデートを開発し、影響を受ける全顧客向けに配信しているといい、再起動する過程でこの更新が