セキュリティ企業FireEyeは米国時間10月7日、モバイル機器に感染する新たなマルウェアを発見したと発表した。このマルウェアは米国を含む世界20カ国以上にまん延しているという。 「Kemoge」と名付けられたこのマルウェアは、既に流通している一般的な「Android」アプリを装っており、広告経由でユーザーにインストールを促すようになっている。こうしたアプリは、「Google Play」ストアで公開されているものと見た目はまったく同じだが、インストール後にマルウェアとしての活動を開始する点が異なっている。 FireEyeは以下のように説明している。 「攻撃者は(マルウェアを感染させた)アプリをサードパーティーのアプリストア上にアップロードし、ウェブサイトやアプリ内広告を通じてそのダウンロードリンクを流布する。ルート権限を取得しているアグレッシブな広告ネットワークのなかには、こういったアプリ
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