「いろいろなFinTech企業を見てきたが、ちゃんと数字が立っているところはほとんどない。その中で私たちは(取扱高の)規模的には大きな方になってきており、業界の中核を担えているのではないか」――手数料無料の決済サービス「SPIKE(スパイク)」を運営するメタップス代表取締役CEOの佐藤航陽氏は、同サービスの位置づけをこう分析する。 同社は7月1日、SPIKE事業を分社化することを発表した。これまでは、アプリ収益化プラットフォーム「metaps(メタップス)」をメイン事業、SPIKEをサブ事業として展開していたが、2014年4月のリリースから2年が経ち、SPIKEがmetapsと並ぶ“二本柱”と言えるまでに成長したことから、分社化によってさらに事業を加速させたい考えだ。 なお、新会社を立ち上げるわけではなく、メタップスが4月に買収したオンライン決済会社ペイデザインの子会社(孫会社にあたる)で