数年前、『半沢直樹』(TBS系)がヒットしていた頃、表題をテーマとした取材を受けたことがありました。世の中のビジネスパーソンは多かれ少なかれ理不尽な経験をしているものです。そんな理不尽な時代に立ち向かい、上手に世渡りをするための方法を解説します。 ●社内プロジェクトの理不尽 業種・企業規模にかかわらず、また社内・社外を問わず、プロジェクトの責任のなすり合いはよくある現象です。例えば、上司が社内のあるプロジェクトの担当になった場合、実務はその部下が担当することになります。計画通りにプロジェクトが進行すれば、なんの問題もありませんが、進捗が芳しくない場合、上司が部下に責任を押し付けることがあります。 有能な上司であれば、プロジェクトの遅れをいち察知し、問題点を明らかにして計画を見直したり、場合によっては新たな担当を置くなど、リカバリーに努めるはずです。ところが無能な上司は、プロジェクト全