国立情報学研究所(NII)はこのほど、通話データなどから人間関係を分析・可視化する学術研究用データ収集アプリ「人間関係向上計画」をGoogle Playで公開した。 スマートフォンの通話、SMSとGmail(オプション)のやり取りデータをコミュニケーションログとして収集。これをもとにユーザーの人間関係を可視化し、「人間関係向上のきっかけを提供する」という。アプリは無料。 データは不可逆な暗号処理を行った上で収集し、ユーザーや通信相手の電話番号・メールアドレスが特定されることはなく、情報は純粋に学術目的にのみ利用されるとしている。アンケートに答えることで、研究成果のフィードバックなど特典も用意する。 同アプリは「社会関係資本論」をベースに、情報通信の活用により豊かな人間関係と活力ある社会を目指す研究の一環。日米中心の国際比較研究の一部として、既に予備実験で約1000人のデータを収集。同アプリ
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