鳥取市内の美術館で10月末から開かれるイベント「鳥取砂丘光のアートフェア2015」で計画されていた、上空7000メートルを照らすという“光のタワー”に「光害」を心配する反対意見が集まり、市はこのほど、計画の中止を発表した。市にはメールや電話などで52件の意見が集まり、うち9割が反対意見だったが、反対の声は県外から届いており、賛成意見はほぼ県内からだったという。 鳥取砂丘光のアートフェア2015は、「鳥取砂丘砂の美術館」で10月31日~1月3日に開催される、「光のアート」をコンセプトとしたイベント。上空7000メートルを照らす19台の高出力サーチライトで光のタワーを作る「星空のツリー」などを含む提案が公募で選ばれたが、光害を抑える活動に取り組んでいるNPO・国際ダークスカイ協会東京支部が21日、生態系や天体観測への影響などについて懸念を表明したことを発端に、計画への反対意見があがっていた。
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