7月下旬、高校1年の少年ら4人が、Twitterで中学3年の男子生徒2人を特定、暴行するという事件が起きた。事件の3日前、少年たちの友人が無免許でバイクを運転、車と衝突する事故で死亡していた。それに対し、男子生徒たちは「悲しいとは思えない」とTwitterに書き込んでおり、少年らはこれに腹を立てていた。少年らは男子生徒たちと面識はなかったものの、書き込みの内容から個人を特定していたという。 この事件は、少年、男子生徒ともにTwitterやインターネットの特性を知らなかったために起きている。これまで起きたさまざまな炎上事件も、このために被害が広がっている。今回は、この特性に迫ってみたい。 公開範囲を知らないでツイートする中高校生たち Twitterは鍵をかけない限り、ツイートはインターネット上に広く公開される。Googleなどの検索サービスの検索対象になり、ユーザー以外でも投稿を見ることがで
![匿名でも個人特定は容易--知らずに個人情報を公開する中高生](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e2a1afa4d7088993a6229a4183fe3331abcc441e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2015%2F08%2F04%2Ffcd6cfbc9c0b895d9ca163347c1d9e69%2Fsmartphone_native_640.jpg)