米Googleは、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 57」を3月9日付でWindows、Mac、Linux向けに公開した。 Googleのブログによると、最新版の「Chrome 57.0.2987.98」では計36件のセキュリティ問題を修正した。外部の研究者から情報が寄せられた脆弱性も多数を占める。 そのうち、危険度が同社の4段階評価で上から2番目に高い「高」に分類された脆弱性は9件。中でも「V8におけるメモリ破損」の脆弱性を発見した研究者には7500ドル、「ANGLEにおける解放後使用」問題の発見者には5000ドルの賞金がそれぞれ贈呈された。 他にもPDFiumに存在する境界外書き込みや解放後使用、libxsltの整数オーバーフローといった脆弱性が危険度「高」に指定され、発見者に500~3000ドルの賞金が贈呈されている。こうした脆弱性を悪用されれば、一定の条件の下