多くの場合、ネットショップは成長するにつれて取扱商品が増えるものだ。同時に購入客や継続客も増えて、相乗効果で売上が伸びていくケースが多い。そして、あるときから「うちは今後、どんな商品構成を目指すべきだろうか」と悩み始めるのである。これは、店のコンセプトやオペレーションやブランドイメージだけでなく、ビジネスモデルの根幹に関わってくる問題だ。 難しい問題ではあるが、商品特性を踏まえて考えれば、ある程度の基本パターンが見えてくる。パターンを踏まえて考えれば、随分気が楽になるはずだ。 ここでは、店舗の商品特性から導かれる「将来の品揃え」の考え方について解説する。 「商品カテゴリ」を固定して、「客層」を広げるまず、「専門店」として品揃えを拡充する方向性について紹介する。これは「商品カテゴリ」を軸に品揃えを増やすという考え方だ。 例えば文房具の専門店が、学生向け、ビジネス向け、子供向け、書道用品、結婚
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