【前回コラム】「「完成度」より「伝達度」を上げる。」はこちら 100円のものは100円に見せることのだいじさ。 今回は、「商品を必要以上にほめることは、決してプラスに働かない」という話をさせていただきます。企画をするうえで、「商品をほめすぎない」ことはだいじなことだと思っています。広告で、「おいしい」などと商品をほめることは当たり前のことで、見る人はそれを簡単には信用してくれないからです。 僕が若いころ、「100円のものは100円に見せることがだいじなんや」、とよく言われました。 100円のものを200円に見せようとすると、100円分のウソをつくことになります。ウソまではいかないとしても、100円分の飾りをつけることになってしまうわけです。でも、そのウソや飾りはすぐに見透かされてしまう。世の中の人は賢いですからね。 さまざまな情報をあらゆるところから入手できる今は、なおさらそうでしょう。