HOYAは6月20日、熊本地震で被害を受けた熊本工場(熊本県大津町)を閉鎖すると発表した。被害が予想以上に大きく、再開が困難と判断した。 熊本工場は1996年に操業を開始。液晶パネル製造用フォトマスクを製造してきた。 4月14日以降の地震と、16日の本震後に発生した火災の影響で、クリーンルームや精密機器などに甚大な被害を受けたという。復旧に向けて検討を進めてきたが、被害が予想以上に大きいことから閉鎖を決めた。 液晶パネル用フォトマスクの生産は、台湾・韓国の拠点に移管する。熊本工場は液晶パネル用フォトマスクの技術開発拠点に転換し、来年3月をめどに再建する。 関連記事 熊本は地震の「安全地帯」 県の「企業立地ガイド」削除 「内容1から見直す」 熊本は地震の「安全地帯」、東北は「危険地帯」――こんな記載が含まれていたサイト「企業立地ガイドKUMAMOTO」を、熊本県が削除した。 関連リンク ニュ