IT業界において数十年もの間、大きな仕様変更がなく主流の技術であり続けているのがリレーショナルデータベースとSQLです。『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』の著者でデータベースエンジニアのミックさんは、SQLを学べば長く役立つものの、データベースの魅力はそれ自体の面白さだとおっしゃいます。今回、ミックさんにデータベースの役割や魅力、そしてSQLの学び方についてうかがいました。 いろいろなシステムを見ることができるのが面白い ――ミックさんは『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』のほかにも、翔泳社から多数出版されています。データベースとSQLの書籍が主ですが、普段はどういった仕事をされているのでしょうか。 ミック:私はSIerに勤めていて、システム開発というよりは、システム開発でトラブルが起きたとき支援を行なうチームに所属しています。パフォーマンスを高めることが