広告インジェクタはWebブラウザの拡張機能やアプリを装ってダウンロードしたユーザーのWebブラウザに組み込まれる。調査によると、5万以上の拡張機能と約3万4000本のアプリがWebブラウザを乗っ取っていたという。こうしたアプリの30%以上は広告を挿入するだけでなく、ユーザーのアカウント情報や検索履歴を無断で収集していたという。 インジェクタが表示する広告の77%は、Dealtime.com、Pricegrabber.com、Bizrate.comという3つの広告ネットワークからのもので、インジェクタはSuperfishやJollywalletなど、約25の広告インジェクションライブラリ企業から広告を集めているという。 Googleは、1400万人のユーザーが影響を受けた192の悪質なChromeブラウザ向け拡張機能をChromeウェブストアから削除し、ストアに新たにユーザー保護機能を追加し