WhatsAppはすべてのユーザーデータを暗号化すると4月に発表した。しかし、Appleの「iPhone」向け「iOS」ソフトウェアを対象とするWhatsAppの最新版では、一部の情報が無防備な状態のまま放置されているという。セキュリティ研究者のJonathan Zdziarski氏が米国時間7月29日に指摘した。Zdziarski氏は、削除されたチャットの痕跡を発見し、それを組み合わせて会話を復元することに成功したという。消去またはアーカイブしたチャットも復元可能だとしている。 そうした痕跡は「何カ月にもわたって」残ることもあると、Zdziarski氏はブログ記事で述べた。チャットを完全に消し去るには、WhatsAppをスマートフォンから削除するしかなさそうだいう。さらに、Appleの「iMessage」ソフトウェアにも同様の問題があるとする。同氏は3月のブログ記事で、iMessageの