東北大学は11月7日、人体の歯の表面にあるエナメル質形成の仕組みを解明し、人工的にエナメル質を形成することに成功したと発表した。虫歯治療や歯の再生技術への応用に期待できるという。 エナメル質は、歯の最外層にある人体で最も固い組織。骨や軟骨といった硬組織とは異なり、皮膚の上皮細胞や毛、爪と同じく「歯原性間葉細胞」と呼ばれる上皮細胞によって形成されているのが特徴。 実験では、歯原性間葉細胞に発現するタンパク質の一種「エピプロフィン」が全身に発現するよう、実験用マウスの遺伝子を操作した。すると通常のマウスではみられない場所にエナメル質が形成されたほか、歯のかみ合わせや形にも異常が認められた。研究チームによれば、エピプロフィンは歯の発生過程で細胞増殖因子「FGF9」「SHH」の発現を誘引し、歯原性間葉細胞の増殖を促進させていることが明らかになったという。 エナメル質は失ってしまうと再生することは不
DMM.comラボは8月2日、東京大学情報理工学系研究科と社会連携講座「時空間解析(マルチモーダル)技術の応用研究」を開設したと発表した。同講座は、時空間解析技術を用いた、ディスプレイやアトラクション向けのVR応用開発を目的としており、3年間で約1億円の研究規模で実施されるという。 DMM.comラボでは、これまで大規模ウェブ開発の経験をビジネスに生かして、多様なサービスを開発。昨今では、ビッグデータ解析やIoTなど幅広く技術研究をしている。一方の東京大学情報理工学系研究科は、高速画像処理、音声音響信号処理、触覚情報処理、VR、ネットワークコンピューティングなどの技術基盤の上に、世界最先端の時空間信号の解析・活用技術を開発している。 同講座では、両者の強みを生かした新たなVRユーザー体験や、日本のエンジニアがグローバル市場に向けたモノづくりができる環境を提供したいとしている。具体的には、イ
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