セグメント別にみる、通信サービスの利用傾向 いま格安スマホを使っているのは「年収が高い人」と「情報感度が高い人」 大手キャリアと比べると月額料金を大幅に削減できる格安スマホ。2016年に行われた総務省調査では、格安スマホ利用率が10%を超え、「格安スマホ」「格安SIM」という言葉の認知度も80%を超えてきている。今現在も、続々と利用者が増加していると思われるMVNOだが、どのような人々がをいち早く利用しているだろうか。調査団体・媒体別の傾向と、アンケート回答者からのヒアリングをもとに、その傾向を分析する。 まず各調査団体がおこなった「格安スマホ利用率」の調査結果を見て行こう。2016年に行われた総務省調査では、MVNOを利用している人の割合は12.7%となっている。次に2017年3月に行われた、マーケティングリサーチ機関「MMD研究所」による調査結果。こちらでも12.1%とほぼ同じ結果だ。