(2004年の投稿です) IKEDA Nobuo wrote: 最近、アーキテクチャに関する本を2冊、読みました。 ひとつは藤本隆宏さんの『日本のもの造り哲学』(日経新聞社)、もうひとつはChristensen et al. "Seeing What's Next" (Harvard U.P.)です。 (略) コンピュータに処理できる(計算可能な)問題は、デジタル信号(有限の文字列)で表現されたものに限られます。これに対して、本源的な現実は連続無限だとすると、両者の集合の濃度の違いは無限大だから、後者を前者に帰着させるコーディングの複雑性は無限に大きく、本源的な問題のほとんどはデジタルには記述できないわけです。 (注:Christensen とは、「イノベーションのジレンマ」の著者:産業のアーキテクチャやモジュール化に詳しい) ええ、そうですね。ただ、「有限の文字列」ではない