2017年4月の消費税率の引き上げをにらんで、軽減税率について様々な議論がなされています。先日も学校給食は軽減税率の対象、カラオケ店の飲食は対象外といった線引き案が記事になりました。軽減税率は低所得者の負担軽減の意味合いもあって食品を中心とした生活必需品が主な対象となっていますが、食費と家計と聞くと、エンゲル係数という言葉が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。 先日もエンゲル係数に関して日経新聞にこのような記事がありました。 エンゲル係数 上昇中 食費の負担、バブル期並み 消費支出に占める食費の割合を示し、生活水準が上がったか下がったかどうかの目安となる「エンゲル係数」に異変が起きている。本来なら経済成長とともに下落するパターンが崩れ、急ピッチで上昇しているのだ。世帯人数の減少に伴う個食化や外食化に加え、増税や原料高が重なったためで、新たな食スタイルが生まれつつある。(日本経済新