ソニーマーケティングとネオマーケティングは、20~50代の男女計500人を対象にした聴感覚の調査を実施した。日本人には音を敏感に感じ取る「日本耳」を持っている人がいることがわかった。 日本耳とは、耳から広がる想像力が欧米人とは異なる日本人特有の「耳」のこと。精神科医の名越康文氏は「日本人と欧米人は情報処理の仕方に違いがあり、日本人は音を全脳的に捉え、音からビジュアルを想像したり、感情をつかんだり、その場の状況を判断する力に長けていると考えられる」と解説している。 今回の調査で定義した日本耳は7つの項目を設定し、それぞれに「そう思う」「まあそう思う」「あまりそう思わない」「そう思わない」の4段階で自己評価し、それを点数化。合計点を三等分し、最も点数が高い群を「(客観的)日本耳」とした。なお質問項目は以下の7つ。 音をきちんと聞く力がある 音からその場の環境や状況を把握する力に長けている 耳を