日経ビジネス11月7日号では、特集「糖質制限パニック」を掲載している。特集内では、日本各地に広がる糖質制限のブームに伴い、自治体や企業などが大わらわとなる状況をレポートしている。糖質制限の本格的な拡大は、見方を変えると、実は1万年ぶりに起こった「食」の大転換とも言える。本誌特集では、こうした地殻変動に企業がどう備えるべきかを詳報した。今回は、いち早く糖質を気にする消費者の心を掴んで成功している企業の事例を紹介する。 「糖質制限を意識する消費者はごく一部、ウチとは関係ない」――。こうした固定観念に捉われる企業が多い中で、いち早く糖質を気にする消費者を取り込むことで成果をあげている企業がある。その1つがペッパーフードサービスだ。同社が展開するステーキ店「いきなり!ステーキ」は最初の店がオープンしてから3年も経たない2016年10月末時点で100店以上を展開。急成長を遂げていることで知られている
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