最近の米国大統領選挙運動での虚偽ニュース騒動は、私にとっては気が滅入るほどお馴染みな話だ。この問題については、自分の専門分野で10年以上関わってきている。そして、問題が改善される兆しはない。 大統領選の虚偽ニュースと同様に、テクノロジ関連の虚偽ニュースもさまざまだ。故意の偽情報もあるが、多くは無知による誤った報道が、クリック主導のエコーチェンバー(共鳴室)効果で拡散している。 最近の例としては、オーストラリアのリセラー市場向けウェブメディア、IDGのARNが11月下旬に掲載した記事がある。 上の画像の記事のメインタイトル(FireEyeはMicrosoftとの提携でサイバーセキュリティの水準を上げられるか?)は正しいが、小見出し(FierEyeはすべてのWindows 10デバイスのデータへのアクセスを獲得した)は完全な妄想だ。そして、最初の2段落には誤りが混じっている。 Microsof
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